蒔絵や家紋入れ等の事なら【ふで工房 椛】

蒔絵・螺鈿・卵殻の違い

蒔絵・螺鈿・卵殻は、古くから日本の工芸品に用いられてきた装飾技法です。この3つの装飾技法は、「同じ装飾技法で呼び方が違う」と勘違いされている方が多くいます。そこで、こちらでは蒔絵・螺鈿・卵殻の装飾技法の違いを皆様にご紹介いたします。


蒔絵

漆器や漆の平板の表面に漆で文字や文様を描き、その上に金粉や銀粉を蒔いて表面に定着させる装飾技法で、研出蒔絵・平蒔絵・高蒔絵等の技法が有ります。  


螺鈿

螺鈿はアワビや夜光貝、白蝶貝などの貝殻の内側にある真珠層を切りだし、模様や図形をにし、表面に埋め込み漆で仕上げる装飾技法。螺鈿に使う貝は厚さによって厚貝・薄貝に分けられます。  


卵殻

木の樹液である漆で白を表現するのは難しく、白い文様を描くときには卵の殻を細かく割ったものを貼り付け白色を鮮やかに表現します。
主にウズラの卵を使用し、裏側の薄皮を完全に剥がしてからその裏面に墨を塗り、卵の表裏が間違わないように貼っていきます。  


当社では、伝統技法である蒔絵を取り入れた、オリジナルの商品提供サービスを行っています。
最近ブームである、家紋のデザインを装飾することも可能となっています。日常シーンで使用するボールペンや、スマホケースなどのアクセサリーに蒔絵の装飾をし、世界にひとつだけの作品を仕上げます。

蒔絵を施した作品をお求めであれば、ぜひ当社をご利用ください。